高松盆栽、大阪でPR 県や高松市など 剪定デモも披露
大阪市北区の阪急うめだ本店で全国の盆栽を紹介する「BONSAI LIFE~毎日に、ときめきを~」が開かれ、県や高松市などが同市鬼無・国分寺両地区などの盆栽を出展。職人が丹精込めた風情あふれる作品が並び、訪れた人の関心を呼んでいる。

イベントは同店が主催し、16日から21日まで開催。香川の6業者をはじめ、東京、千葉など全国の13業者が盆栽や器を出品している。18、19日には高松盆栽の職人による剪定(せんてい)のデモンストレーションやトークショーが行われ、松盆栽の生産シェアが全国の8割という高松盆栽の実力をPR。こけ玉作りのワークショップなども行われ、会場は熱心なファンでにぎわっている。
大阪市の森田いづみさん(52)は「たくさんの盆栽が集まる催しはなかなかないので、今回を楽しみにしていた。人気盆栽職人にも会えてうれしい」と満足そうだった。
剪定のデモンストレーションを披露した「高松盆栽の郷」推進協議会の平松浩二会長は「国内だけでなく、海外でも盆栽を広めていきたい。生産者が減っている中、興味を持ってもらうことで後継者を増やすことにつながれば」と話した。