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盆栽、観光ツアーでPR 高松市販売 欧米豪の富裕層に

2025年3月5日

 高松市の大西秀人市長は4日の定例会見で、盆栽をメインテーマに、高松の歴史や文化を体験できる観光ツアーを造成したと発表した。欧米豪の富裕層をターゲットに見据えた訪日外国人向けの商品で、現在、大手旅行代理店のオンラインサイトで販売している。ツアーの受け入れは6月から。

 高松市は松盆栽の生産量が全国シェアの8割以上を占める国内トップの産地。大阪・関西万博や瀬戸内国際芸術祭の開催で多くの外国人観光客の来県が見込まれることから、高松盆栽の知名度アップを図ろうと、観光庁の「地域観光新発見事業」を活用して企画した。

 ツアーは1泊2日。高松盆栽の知識がある通訳ガイドの案内で、市内の盆栽園を見学するほか、コケ玉作りや香川漆器など6種の伝統工芸の中から選んで体験できる。栗林公園や四国村ミウゼアムなども訪れる。1人当たりの料金は、2人参加で22万6千円など。ツアーを広くPRしようと、高松盆栽の魅力を視覚や聴覚で感じられるASMR動画も制作した。

 市は来年度末までに20人、300万円の売り上げを目標にしている。市長は「地域一体となった高松盆栽の振興やブランド力の向上を図りたい」と述べた。

キーワード:松盆栽 高松盆栽