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高松盆栽輸出振興会 代表的産地に認定 情報発信などで国が支援

2024年9月14日

 農畜産物の代表的な輸出産地を国が認定する新たな制度「フラッグシップ輸出産地」に、高松市の松盆栽生産者らでつくる「高松盆栽輸出振興会」(尾路悟会長)が選ばれた。輸出力強化に向けて今後、海外バイヤーとの商談会や生産技術向上を図る産地間交流会への参加、情報発信などで国の後押しを受ける。

仙台局長(左)からフラッグシップ輸出産地の認定証を受けた尾路会長=高松市、高松サンポート合同庁舎

 同制度は、海外ニーズに対応して継続的な輸出や一定額以上の海外取引などを行っている産地を支援しようと、農林水産省が本年度創設。初年度は全国で42産地(団体)が認定を受け、四国ではほかに愛媛、徳島県の各2団体が選ばれた。

 同振興会は2013年に発足。高松市鬼無町、国分寺町、綾川町の盆栽生産者計20人が加盟している。松盆栽を中心に欧州連合(EU)や台湾などへ安定的な輸出を続けており、同振興会によると、23年にはEU向けに黒松や五葉松など約4千本を輸出した。

 13日に認定証授与式が高松市の高松サンポート合同庁舎であり、中国四国農政局の仙台光仁局長が尾路会長に認定証を交付。尾路会長は「県や関係団体と連携しながら、輸出体制をより強固なものにしていく。盆栽を世界に発信する拠点となれるよう、さらに頑張りたい」とあいさつした。

キーワード:高松盆栽