盆栽テーマ、映画撮影開始 高松市長表敬 AKB行天さんら抱負
高松市特産の松盆栽をテーマにした映画「けっこい盆栽」の撮影が8日スタート。クランクインに合わせ、監督の大橋孝史さん(49)=埼玉県=と出演するAKB48の行天優莉奈さん(25)=観音寺市出身=、タレントの大平ひかるさん(21)=東京都=が同日、高松市役所に大西市長を表敬訪問し、撮影に向けた抱負を語った。
映画は同市の女木島で生まれた盆栽好きの少女と、盆栽園の娘である同級生が交流しながら成長していく姿を描く。撮影は8日から11日にかけて女木島などで行う予定。5月23日に高松市で先行上映した後、東京・秋葉原で開かれる「ふるさと映画祭2024」(12月27~29日)での公開を目指している。
大橋監督は全国各地で地方創生をテーマにした短編映画を製作しており、「海外でも知名度がある高松盆栽の魅力をさらに発信したい」と意気込みを語った。
盆栽好きの主人公を演じる行天さんは「今後マレーシアでも活動するので、香川の特産品を勉強するいい機会をもらった」と述懐。観音寺市出身の大平正芳元首相のひ孫でもある大平さんは「曽祖父ゆかりの地で映画出演できてうれしい。きっと天国から見てもらえるはず」と話していた。