盆栽振興でスクラム 知事・高松市長トップ会談
浜田知事と大西高松市長のトップ会談が13日、市役所であり、高松の特産品である松盆栽のPRと地域活性化を図る構想について、県と市で協力して取り組むことなどを申し合わせた。にぎわい創出の中心となる拠点施設の整備に関しても、連携して準備を進める。
鬼無・国分寺両地区の松盆栽生産量が全国シェアの8割を誇ることを踏まえ、市長は「産地のブランド化の早期実現に向け、総合的な地域振興策が必要」と強調。知事は「欧州での需要は高く、インバウンドの観点からも前進させたい」と応じた。拠点施設は地元生産者が主体的に整備・運営に当たり、行政は支援する。整備時期は2~3年後を目指す方向で一致した。
サンポート高松に整備する新県立体育館について知事は、イベント開催機能の拡充に伴い完成時期が2023年度に先送りになったことを説明した上で「コンサートやプロスポーツなどの需要予測を踏まえ、魅力ある施設にしたい」と言及。市長は「高松の顔になる施設。デザインや規模、内容などにおいて県主導で良いものをつくってもらいたい」と要望した。
県が10月に制定した自転車の安全利用に関する条例をめぐっては、市も安全対策や環境整備などで協力する。四国新幹線の実現に向けては、引き続き県、市で連携する方針を確認した。