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盆栽の魅力発信に意欲 仏ユーチューバー来県

2025年10月25日

 フランスを拠点に活動し、盆栽に関する動画を配信するユーチューバー「NEJIKAN BONSAI」のメンバー4人が22日、県庁に池田豊人知事を訪ねた。25、26日に高松市国分寺町で開かれる「高松盆栽の郷フェスタ」などを撮影予定で、ヨーロッパなどでの盆栽のさらなる魅力発信に意欲を示した。

盆栽のさらなる魅力発信へ意欲を示す「NEJIKAN BONSAI」のメンバーら=県庁

 NEJIKAN BONSAIは、2012年にユーチューブチャンネルを開設。県は23年度から、欧州連合(EU)での高松盆栽のブランド化推進や販路開拓を目的にフランス南部などで現地の販売業者や愛好家らに向けたPRを行っており、メンバーは今年9月にニースやカンヌで開いたイベントを取材していた。
 この日は、ティエリー・セスコンさん(61)、ガビー・ベッカーさん(71)、ファブリス・ウェルタスさん(52)、フレデリック・ピッチオットさん(50)が来庁。ベッカーさんは「盆栽は単なる園芸でなく、哲学、そして自然と人間の絆。これからも松の魅力を皆さんに知ってほしい」とあいさつ。知事は活動に謝意を示し「今後も長く香川とフランスの縁が続き、盆栽がフランスの人々に愛されることを願う」と話した。
 グループの設立者のウェルタスさんは「今回の滞在では特に接ぎ木の技術を学びたい」と意欲を語り、「高松の黒松や五葉松をこれからもアピールし、もっとたくさんの若い世代が盆栽家になってほしい」と期待を込めた。