サツキ愛好家が丹精込めた70点 丸亀で展示会
2017年5月20日
丸亀市の市花・サツキの盆栽を集めた「丸亀さつき展」が19日、同市大手町の市生涯学習センターで始まった。愛好家が丹精込めて育てた約70点が白や赤、ピンクなど色鮮やかな花を咲かせ、来場者を楽しませている。21日まで。
丸亀さつき愛好会(小橋清信会長、41人)が毎年開催。44回目の今回は、会員35人が早咲きを中心に大鉢や小品盆栽を出品した。
最高賞の農林水産大臣賞に輝いた同市土器町の山脇昌さん(84)の作品は見事な根の張りや枝ぶりに加え、濃いピンク色の花が幾重にも咲き誇っている。今年は春先の気温が上がらず、開花が平年より1週間から10日ほど遅れたといい、山脇さんは「温室で育てるなど苦労のかいがあった。久しぶりの最高賞でうれしい」と声を弾ませた。
ほかにも、流木に小品を飾って龍をイメージした作品、幹の立ち上がりが立派で曲がり具合のバランスが良いものなど力作ばかり。苗木も販売され、来場者が次々と買い求めていた。