高松市、世界大会へブース出展 「BONSAI」をPR 埼玉で27日開幕 庵治石、漆器の魅力発信も
高松市は、27日に埼玉県で開幕する「第8回世界盆栽大会inさいたま」に、鬼無・国分寺両地区の特産品の高松盆栽などをPRするブースを出展する。海外からも多くの盆栽家らが集まる世界規模の展示会で、高松の「BONSAI」の魅力をアピールする。同大会に市がPRブースを出すのは初めてという。
同大会は盆栽文化の普及や技術向上、国際交流などを目的に4年に1度開かれている。日本での開催は、埼玉県大宮市(現さいたま市)で開かれた第1回大会以来、28年ぶり。さいたまスーパーアリーナ(さいたま市)をメイン会場に30日まで開かれる。
高松市のPRブースは28~30日の3日間開設。鬼無・国分寺両地区の松盆栽を来場者に鑑賞してもらうスペースを設ける。庵治石で作った石あかりも展示し、休憩スペースでは香川漆器で日本茶を振る舞う。鬼無地区に伝わる桃太郎伝説も情報発信する。
ステージでのイベントもあり、香川の盆栽を国内外にPRしているガールズユニット「ボンクラ」が出演し、オリジナル体操の「盆栽たいそう」などを披露する。県や盆栽の生産者、市などでつくる県盆栽生産振興協議会は松盆栽を販売するほか、ロゴマークが入ったオリジナルグッズでPRする。
大西市長は「国内外の人に松盆栽はもとより、高松の伝統的ものづくり産品を実際に見て、触れて、使っていただくことで、認知度の向上を図りたい」と話している。