はるにれ【春楡】
学名:Ulms davidiana
科名:ニレ科
和名:ハルニレ
英名:Japanese Elm
木の特徴: 落葉広葉樹のニレの木には花が4月頃に咲くハルニレと9月頃に咲くアキニレがあり、一般的にニレといえば北の方で見られるハルニレを指す。ちなみに東海地方以西に多いアキニレは、ニレケヤキとも呼ばれる。どちらも葉が小さく幹肌がうろこ状に荒れる点と、取り木がしやすいことから盆栽に使われる。ハルニレは枝分かれがよく,枝はその繊維を使って縄にするほどのしなやかさを持つ。黄緑色の花はあまり目立たないが、秋の黄葉の美しさと寒樹の細かい枝振りが見せ所。寒さに強く、害虫もつきにくいので育てやすいが、根の生育が旺盛で水をよく吸うため、水切れには注意したい。
鑑賞期:周年(5月/新緑、10~11月/黄葉)