ぶな【山毛欅】
学名:Fagus crenata
科名:ブナ科
和名:ブナ
英名:Siebold’s Beech
木の特徴:主に高山に自生していて、世界遺産にも登録されている白神山地に広がる世界最大級のブナ林は有名。盆栽としては長く持ち込むほど幹肌が白くなり、高山の自然樹としての味わいが出てくる。5月には新緑とともに雄花と雌花も楽しめる。自生地ごとに葉の形や出方にかなり違いがあるが、富士ブナを頂点とする太平洋側の樹の方が葉が小さく、幹肌が白いため盆栽の世界では好まれる。高木性なので先端の方はかなり樹勢が強く、ていねいに芽摘みや葉切りの作業を行わないと上部と下部のバランスが崩れてしまう。よく水を吸収するので、新芽の季節と夏の水切れには注意が必要。乾燥が激しいときは葉水も効果がある。
鑑賞期:周年(1~2月/寒樹、5月/新緑、10~11月/紅葉)