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盆栽主義

鉢の中の小宇宙・盆栽の魅力に迫る地元四国新聞の連載記事

海外でもPR アジア各国の支援力強く

2011年3月14日

 第11回アジア太平洋盆栽水石大会(ASPAC)の高松開催まで8カ月余り。同実行委員会では、国内外で積極的なPR活動を展開している。今月初旬には、小西幸彦実行委員長と山地宏美副委員長がインドネシアを訪問、ASPAC創設者のマック・パイマン氏を表敬したり、現地の盆栽水石展に参加して、高松への来場を訴えた。

蘆、パイマン、小西、山地の各氏(左から)=インドネシア・ジャカルタの盆栽展会場
蘆、パイマン、小西、山地の各氏(左から)=インドネシア・ジャカルタの盆栽展会場

ASPAC高松賞

 6日から13日まで、インドネシアの首都ジャカルタ郊外で、インドネシア盆栽水石展が開催された。インドネシア各地から盆栽約200点、水石約100点が出展される大規模な大会で、小西さんらは、この大会を視察した。開会式では、主催者によるASPAC高松の紹介もあり、小西さんが登壇して高松大会をPR、来場を呼び掛けた。

盆栽展の開会式であいさつする小西さん(中央)と山地さん(右)
盆栽展の開会式であいさつする小西さん(中央)と山地さん(右)

 小西さんらがインドネシアを訪問する直前、同展の関係者から「ASPAC高松賞」の創設を依頼され、盆栽水石の優秀作品に小西さんが自署した表彰状を贈呈、歓迎を受けた。

事前会議

 小西さんらの主な訪問目的は、ASPAC大会ジャカルタ事前会議への出席。会議は盆栽水石展に先立つ5日、ジャカルタ市内のホテルで開催された。

 日本でもおなじみのマック・パイマン氏や、第10回ASPAC台湾大会陳会長の代理蘆さんらが顔をそろえ、今年の高松大会に関する打ち合わせを行った。

ASPAC大会のジャカルタ事前会議
ASPAC大会のジャカルタ事前会議

 会議では、「緑を称賛して地球環境をよくするASPACの意義を高松で一層深めよう」との意思統一がなされた。パイマン氏からは、インドネシア駐日大使の高松招へいの要請もあった。

 席上、欠席したシンガポール、マレーシア、中国各国会長から、11月には代表団をASPAC高松大会へ送る旨の手紙が寄せられていることが紹介された。小西さんらは、各国の支援に意を強くして帰国した。

(ライター・羽野茂雄)