盆栽・水石大会 「高松開催」に好感触得る
2011年秋の第11回アジア太平洋盆栽・水石大会(ASPAC)高松開催準備委員会の小西幸彦委員長と山地宏美副委員長が、7月下旬にインドネシアのジャカルタを訪問。同国の盆栽・水石協会会長で、ASPACの創設者でもあるマック・パイマン氏を表敬した。
確率は50%以上?
2人はインドネシアで、同国盆栽水石協会の会員たちと懇談。パイマン氏に大西秀人高松市長からの親書を手渡した。マレーシア、台湾の幹部も同席し、日本を含む4カ国会談となった。席上、小西委員長が高松の立候補を表明、支援を依頼すると、パイマン氏の声がかりもあり、日本開催を支持する意見でまとまった。欠席したシンガポールからは、日本開催に好意的な手紙が届いている。
小西委員長は「中国、韓国などの動きが読めないが、日本を含めて少なくとも5カ国の支持は得られた。50%以上の確率は感じた」と話している。
これまで開催地は投票ではなく、話し合いで決定している。それだけに、開催地決定のキーマンとなるパイマン氏の手腕に期待がかかる。
現地新聞でも報道
インドネシアでは、盆栽関係者との会談や盆栽園の見学、さらに日本裏千家インドネシア茶道協会によるお点前など、心温まる歓迎を受けた。小西さんたちの活動は現地の新聞にも取り上げられた。
パイマン氏からは高松市長の親書に対し、「個人的には、高松市は第11回大会の開催最有力候補地の一つだと思う。あなた様と高松の皆様の希望が現実のものとなるよう願っています」との返書が届いた。
準備委員会では、市長の第10回台湾大会への出席を要請するとともに、高松開催実現に向けてきめ細かい会合を重ねるなど精力的な準備を続けている。
(ライター・羽野茂雄)