出上吉洸園(いでうえきっこうえん) 手入販売
園紹介
JR鬼無駅にほど近い園で、予讃線の電車からも展示の様子が見える。美しく整備された園には黒松、シンパク、五葉松が多く、樹形別に分類して展示しているのが特徴だ。しかも、園主の好みから、文人木、斜幹などが多い。不均衡の中にある美を追求しているゆえんだ。
ビジネスとしては、自園での販売を中心に、展示会、委託販売などを行っている。販売したもののアフターケアには力を入れ、針金かけや改作などは、客の目の前で行う。独自の作風や技術を惜しげもなく公開する。技術に対する自信のなせる技だろう。もちろん、道具へのこだわりも尋常ではない。
シャリやジンの美しいシンパクの多さは他の園を圧倒している。40年ほどの盆栽生活の大半をシンパクとかかわり、「シンパクなら出上」の讃辞をほしいままにしている。シンパクは最近人気上昇中で、どの園でも手掛けるようになってきたが、新木に針金をかけ彫刻をして作り上げていくのはこの人くらいだろう。
園の片すみに涼やかな山野草が並んでいる。奥さんが世話をする作品だが、重厚な松柏類の中にあって、一陣の風のようなさわやかさを醸している。
園主一言
針金掛けによる改作を得意としています。生産販売のほか、ご持参の盆栽でも実演いたします。お気軽にご用命ください。
盆栽園情報・マップ
所在地 | 香川県高松市鬼無町鬼無461-1 |
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お問い合わせ | TEL/FAX:087-881-2910 |
園主 | 出上文雄(いでうえ・ふみお) 1949年7月1日生まれ 出上吉洸園2代目園主 |