〝日本一小さな県〟である香川県。1875平方kmと小さな県土に、山、川、海と箱庭のような自然美が詰まっています。四季を通して温暖・風光明媚で、万葉集にも「玉藻よし 讃岐の国は 国柄か 見れども飽かぬ 神柄か」と歌われたほどです。
本州と四国を結ぶ瀬戸大橋や高速道路、高松空港、JR高松駅など、交通アクセスも整備された四国の玄関地です。
観光スポットとしては、ミシュラン観光版(日本版)で最高評価の三つ星に選ばれた栗林公園をはじめ、「こんぴらさん」の愛称で親しまれる金刀比羅宮、弘法大師空海ゆかりの四国八十八カ所、寛永通宝の銭形砂絵(観音寺市)などが有名です。
高松市鬼無地区~国分寺町端岡地区は、松の盆栽で全国シェアの約八割を占める一大産地。樹形の美しさに加え、水はけのよい砂壌土で育った松は「根腐れしにくく、傷まない」として定評があります。そのほか、東かがわ市の手袋、志度の桐下駄、丸亀のうちわなど、日本一の生産量を占めている名産品も。讃岐うどんは近年映画にもなりましたが、全国でも珍しいセルフ形式の店が観光客にも人気です。
香川県は優れたアートや建築の宝庫でもあります。イサム・ノグチ庭園美術館(高松市)、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(丸亀市)、香川県立東山魁夷せとうち美術館(坂出市)など美術館も多く、特に、地中美術館や家プロジェクトなどがある直島は、アートの島として世界中から注目を集めています。
また名建築として知られる建造物も多く、丹下健三設計の県庁舎や安藤忠雄設計の地中美術館などが有名。県庁やサンポート高松、中央公園など各所に猪熊弦一郎、イサム・ノグチらの作品が飾られており、パブリックアートも充実しています。 近年は、『世界の中心で、愛をさけぶ』『県庁の星』『春の雪』『機関車先生』など、多くの映画が香川で撮影され、映画ロケ地としても注目されています。
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