国風展でPR ASPAC高松へ努力
13日から20日まで、東京浅草で開催された第85回国風盆栽展の会場で、アジア太平洋盆栽水石大会(ASPAC)高松実行委員会の役員らが今秋のASPACを周知し、来場を呼び掛けるPRを行った。
新パンフを配布
参加したのは高松実行委員会の小西幸彦委員長、神高恵二、山地宏美両副委員長、出上文雄広報部会長、中西陽一運営部会長。5人は大会期間中、交代で会場を訪れ、新しく制作したASPACのパンフレットや県の観光案内グッズなどを配布した。
新しいパンフレットは、A4サイズ4ページ。表紙は瀬戸内海に女木島が浮かぶ幻想的な写真に黒松の名木を配している。中面で、プログラムの詳細、皇居の盆栽特別展、産地見学、高砂庵特別ツアー、金澤翔子書道展、オプション、参加登録料などを紹介している。
裏面は、会場となるサンポート高松、玉藻公園、栗林公園、高砂庵盆栽庭園、高松市鬼無国分寺の産地に加え、公式ホテルなどを紹介している。
成功へ好感触
国風展は、日本盆栽界の最高峰で、全国から愛好家が集まる。ASPAC高松大会を知っている人も多く、展示品やワークショップ、講座の内容を詳しく聞く愛好家も多かったという。
初日に参加した中西さんは「さすがに目の肥えた鑑賞者が多く、高松では誰がどんなデモンストレーションをするのか聞かれたり、畑に盆栽素材が植わる香川の珍しい風景の中を歩いてみたいとのリクエストもあった」と喜んでいた。
山地さんも「日本盆栽協会幹部から高松大会をぜひ成功させて」と激励を受けるなど、一行は好感触を得て帰県した。実行委では、展示会や盆栽専門誌でのPRなど、ASPAC成功のため、地道な努力を続けている。
(ライター・羽野茂雄)