ASPAC高松 開催に向け集客活動展開
2011年秋に高松開催が決定している第11回アジア太平洋盆栽水石大会(ASPAC)は2月4日に実行委員会を設立、開催に向けて始動した。大会は11月18日から21日までの4日間、高松サンポート地区を主会場に、玉藻公園、栗林公園、愛媛県新居浜市の高砂庵盆栽庭園、そして鬼無・国分寺地区の生産地を会場に開催する。
世界最大の国際大会
ASPACは1991年にインドネシアで第1回大会が開催されて以来、2年に1回、アジア各国で開催されてきた。アジアだけでなくヨーロッパや南北アメリカなどの国々もサポート、盆栽と水石の実演と展示を行う盆栽界では世界最大の国際大会となっている。
会員国はアジア・太平洋地区を中心に12カ国。前回の台湾大会には40カ国以上の国と地域から1000人を超える参加者が集まった。日本では初開催となる今回も、国内外から1000人程度の参加者を見込んでいる。
PRも精力的に
実行委員会は高松開催準備委員会を引き継ぐ形で日本盆栽協同組合鬼無支部長の小西幸彦さんが委員長に就任した。
小西さんは就任間もなく、山地宏美副委員長、波多等理事とともに東京の上野公園で開催された第84回国風盆栽展に足を運び、会場にチラシを置くなど、多くの関係者にASPAC高松開催をPRした。
3人は東京都内のホテルで開催された世界盆栽協会名誉会長である高砂庵の岩崎大蔵さんが主催した夕食会に招かれ、各国代表と歓談。小西委員長がASPAC高松への協力を依頼すると、中国代表が「300人を動員して高松と高砂庵に行く」と席上で宣言。ハワイ代表は20人、プエルトリコ代表は25人ほどの動員を約束してくれた。役員たちの精力的な集客活動は着実に実を結びつつある。
(ライター・羽野茂雄)