どこで買うか 園や展示会に足運ぼう
盆栽はどこで購入するべきか。展示会で数十万円もの盆栽を見ると敷居の高さを感じるが、1000円未満の素材や数千円で入手できるそこそこの木もある。盆栽園も気軽にのぞいてみよう。高松市の鬼無町や国分寺町の盆栽園は、どこも歓迎してくれるはずだ。
盆栽園を訪ねる
鬼無町、国分寺町には盆栽畑が広がっている。その近くには盆栽園があり、世話にいそしむ園主たちの姿を見ることができる。
盆栽園は、盆栽愛好家にとって「宝庫」である。松柏はもちろん、雑木、山野草など実に多彩な樹種がそろっている。園それぞれに特徴や得意技もある。ゆっくり見比べて歩くのも究極の楽しみだ。
園の利点は、安価に盆栽が買え、プロが相談に乗ってくれることだ。基本的な世話からアフターケアまで、丁寧に面倒を見てくれる。高級品になると、普段は園に預けて世話をしてもらう人もいる。
展示会がチャンス
毎年秋には盆栽の2大展示会がある。鬼無町の「きなし盆栽植木まつり」、国分寺町の「グリーンフェスタ国分寺」である。ともに人気のイベントだが、期間中は名品展示に加え、生産者による実演や盆栽の即売が行われる。通常の市価より安く、現場で生産者の話が聞けるのが魅力だ。
2大展示会以外にも春夏の盆栽まつりなど、各種のイベントが行われている。剪定[せんてい]や針金かけの講習会が行われることも多く、積極的に足を運んでみよう。
国分寺町には、JA香川県国分寺盆栽センター<087(874)2795>がある。県道33号沿いで、約8千鉢の松や雑木を展示即売している。入場無料で正月以外は無休。品ぞろえも豊富で、値段がついているので安心して好みの鉢を探すことができる。盆栽ファンの聖地だ。
(ライター・羽野茂雄)