よびつぎ【呼び接ぎ】 接ぎ木の一種で、根がついた状態の樹を穂木にして接ぐ方法。活着が難しい樹種に用いられる。同じ樹の徒長枝を穂木に使う場合や、同一樹種の根のついた苗木を接ぐ場合などがある。どちらの樹も養分が流れているので枯らすことが少ない。呼び接ぎの最適期は3月から5月までだが、早めに接ぐと秋までの間に生長すると同時に、互いにカルス(癒合組織)が早くできて癒着が早い。