職人・愛好家 世界に誇る高松の盆栽文化を支える人模様

平松清さん(平松清寿園)

2009年3月12日

 平松清さんは、国分寺の名園・平松春松園の次男として生まれ、高校時代までは野球に打ち込むスポーツ少年だった。盆栽の世界に入ったきっかけは高校卒業前、父の遺言となった「兄貴と一緒に盆栽せえよ」という言葉。以後、40年以上その言葉を守っている。


平松さん
平松さん

  大型の黒松や赤松を手がけ、作品の美しさと技術の高さには定評がある。「国分寺盆栽まつり」「グリーンフェスタ国分寺」など地元のイベントの展示会では、出品した木が賞に輝くことも度々。しかしこれからは中品・小品クラスに力を入れていきたいとも考えており、自園・平松清寿園の棚場には大きさも品種もさまざまな鉢をそろえている。

 販売だけではなく、依頼があれば植え替えや針金掛けなどの手入れも手掛ける。平松さんに大切な一鉢を預けている人も多い。講習会を開いて技術を指導することもある。愛好家にとって頼もしい存在だ。

擬木を立てた展示スペース
擬木を立てた展示スペース

  「立派で高価な盆栽はもちろん素晴らしいが、自分で買えるレベルの中でいいものを持つことが大事。生産側も現代の家に合うインテリアとして気軽に使えるものをつくっていかなくては」と語る平松さん。盆栽文化を盛り上げるためには、受け皿となる生産地の体制を確立しなくてはならないと感じている。昔かたぎの園や新しいことに取り組む園、いろんなタイプの園がいろんな盆栽をつくればいいと、考え方も柔軟だ。

 JA香川県国分寺支部盆栽部会長なども務めた経験があり、穏やかな人柄で慕われる平松さん。「盆栽は子どもと同じ。一鉢一鉢愛情をこめて育てていけば、ちゃんと応えてくれる」と笑顔を見せた。
平松春松園

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