盆栽主義 鉢の中の小宇宙・盆栽の魅力に迫る地元四国新聞の連載記事

将来を担う(3)1鉢の小品でも楽しい

2012年3月13日

 香川県高松市国分寺町、平松春松園の平松浩二さん(44)は、四国でただ一人、全日本小品盆栽協会の理事を務めている。昨年12月の第37回日本盆栽作風展で入選、アジア太平洋盆栽水石高松大会でもデモンストレーターを務めた気鋭は、小品盆栽の将来性を強調する。


シンパクのシャリを磨く平松さん
シンパクのシャリを磨く平松さん=香川県高松市国分寺町、平松春松園

手軽で自由に

 小品盆栽の魅力は、手軽で女性にも受け入れやすいところだろう。持ち運びしやすいのも利点で、置き場所も自在に変えられる。インテリアとして工夫するのもおしゃれだ。松柏はもちろん、実もの、花もの、葉ものなど、樹高20センチにも満たない小品盆栽は、どれも実にかわいらしい。

 盆栽展で目にする本格的な7点飾りや3点飾りは、卓や樹種選びも大変だが、1鉢からでも楽しめる。平松さんは「気に入った1本から始めたらいいんですよ。大型盆栽の迫力も醍醐味(だいごみ)ですが、小品は小さいながらも存在感があります。自分で世話をして作る楽しみを知ってもらえたら」と、気軽に取り組むことを勧めている。

作風展で入選した7点飾り(さぬき市の山田稔さん所蔵)
作風展で入選した7点飾り(香川県さぬき市の山田稔さん所蔵)

繊細に手入れ

 花もの、実もの、葉ものの小品盆栽は季節感にあふれている。春松園では春になっても実のついた紫式部、ピラカンサ、トキワ柿などが並んでいる。チョウジュバイには花も残っている。樹のためには実や花は早めに取り除く方がいいが、霜に当てずに保護すると長く楽しめるそうだ。

紫式部、シンパク、チョウジュバイの小品(左から)
紫式部、シンパク、チョウジュバイの小品(左から)

 小品の管理で気をつけなければならないのは、夏場の水管理。鉢が小さいだけに、大型や中品よりも繊細に見守ることが必要だ。マンションなどで楽しむ場合は、部屋に置きっぱなしにするのではなく、十分に日光を当て、風通しをよくするようにしたい。

 平松さんは「木でも花でも何でも盆栽にできます。自分で針金を掛けられるようになると楽しいですよ」と話している。
(ライター・羽野茂雄)

コメント(1)

片山 靖弘2015年1月29日 16:18

五葉松瑞祥接ぎ木を購入したのですが根張が片方しか根が無いので、反対側に根接ぎをする方法があるのでしょうかお尋ねします。

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