盆栽主義 鉢の中の小宇宙・盆栽の魅力に迫る地元四国新聞の連載記事

岩﨑さん逝く 遺志継ぎ大会成功誓う

2011年6月 6日

 世界盆栽友好連盟名誉会長の岩﨑大蔵さん=愛媛県新居浜市=が5月15日、逝去した。享年96歳だった。約2万坪の敷地に20万鉢が並ぶ名園「高砂庵」を同市内に保有する岩﨑さんは、県内の盆栽作家たちにも温かく接し、慈父のように慕われていた。


元気な笑顔を見せる生前の岩﨑さん(左)と苗美夫人
元気な笑顔を見せる生前の岩﨑さん(左)と苗美夫人=2010年10月25日、グリーンフェスタ国分寺で

夫人の思い

 5月24日、アジア太平洋盆栽水石大会高松大会(ASPAC)実行委員会の小西幸彦委員長や神高恵二・山地宏美両副委員長、県、高松市の関係者などが、岩﨑邸を弔問した。

 岩﨑さんはASPACの名誉実行委員長を引き受け、大会最終日は、高砂庵の見学ツアーに全面協力を約束していた。岩﨑さんは海外にも知己が多く、実行委ではこのツアーを楽しみに来日する外国人も相当いるものと期待している。

 同連盟副会長を務める苗美夫人は、悲しみにくれながらも「主人は長い間ASPACの高松開催を楽しみにしており、大きな心残りだったはずです。何としても遺志は守ってあげたい」と声を絞った。

弔問した盆栽関係者
弔問した盆栽関係者

ツアー実現を熱望

 岩﨑さんは、世界盆栽友好連盟の関係で、昨年夏はブラジル、プエルトリコなどを歴訪、今年も3月24日に高松市内で行われたASPAC実行委員会総会に元気な姿を見せて関係者を喜ばせたばかりで、突然の訃報に、衝撃と悲しみが走った。

 特にASPAC高松は、岩﨑さんがキーマンの一人で、開催への影響も強く懸念された。小西委員長ら一行は、苗美夫人の意向を確認し、胸をなでおろした。

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世界中から注目を集める高砂庵=愛媛県新居浜市

 小西委員長は「高砂庵ツアーは海外にもアピールできるASPACの目玉企画。岩﨑さんの熱い遺志を継ぎ、ぜひとも成功させたい。夫人の賛同は何より心強い。岩﨑さんの盆栽業界への貢献度は計り知れない。ASPACの開催を、故人を顕彰する何らかのメモリアルにできたら」と話している。
(ライター・羽野茂雄)

コメント(1)

堀 美穂2013年3月10日 19:19

イタリアのゴンザガのラウラが数年前にお宅をグループで尋ねたようで、その時の写真などをみせていだきました。
彼女はゴンザガで モンド・盆栽という祭典を毎年行い、こと祖は500鉢もそろえて、スイスやイタリア各地の盆栽仲間の作品を展示するイベントを行い、9年目となりました。
昨年は彼女に呼ばれて、私も訪問し、そこで日本の道の紹介をいたしました。
来年は10周年です。そこで岩崎さんにお声をおかけしようと思って、帰国してから連絡とりましたがつながらず、今、ネットでこの情報を知りました。
お電話もいたしまいたが、つながらないので、改めてFAXさせていただきます。できたら、お仲間の方たちでイタリアの観光もかねて、彼らのイベントに来年訪問されませんか? あちらでは盆栽の愛好家がとても多いです。
またご連絡させていただきます

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