盆栽主義 鉢の中の小宇宙・盆栽の魅力に迫る地元四国新聞の連載記事

インターネット販売 世界の市場にも対応

2010年3月26日

 盆栽販売の新しい形態としてインターネットがある。高松市鬼無町の北谷植古園5代目、北谷一樹さんは、6年前からホームページを開設、ネット販売に力を注ぎ、近年は世界も視野に入れている。



北谷植古園のホームページ
北谷植古園のホームページ

全国から仕入れ

 北谷さんは、鬼無では若手でありながら、14年の盆栽歴を持っている。父で4代目の北谷勝弘さんは、多くの盆栽園と同様、黒松、五葉松などを自園で生産、培養、販売しているが、一樹さんは「業者や愛好家が足を運んで買いに来てくれる時代ではない。これからのビジネスはインターネットが重要」と考え、自ら生産培養するより良品を仕入れて販売する方法に比重を置いている。

 そのため、月5―6回は県内外に出向く。地元鬼無や国分寺も含め、全国の盆栽産地で気に入ったものを仕入れている。各地のデパートの物産展や展示即売会にも出品している。

インターネットで販売する盆栽の一例
インターネットで販売する盆栽の一例

アフターも万全に

 北谷さんのホームページには、値段はもちろん、盆栽を前後から見た写真、樹齢、樹高、幹の太さ、傷の有無まで掲載している。「根張りよく太幹で迫力があり傷がない黒松」「持ち込み古く繊細な杜松[としょう]」「コケ順よく、時代の乗りが抜群の赤松」などワンポイント解説もついている。

 かゆいところに手の届くようなサービスだが、課題もある。それは、愛好家が遠くにいることだ。そのため北谷さんは、メールで相談を受けるとアドバイスを送り、場合によっては直接出向くこともある。自然と付き合いが長くなり、各地の愛好家との楽しい情報交換も進んでいる。

チリメンカズラのせん定をする北谷一樹さん
チリメンカズラのせん定をする北谷一樹さん=北谷植古園

 北谷さんは「近年は、高齢化や核家族化の影響で小品盆栽の需要が高まり、海外でも売れている。ますますインターネットが威力を発揮する時代では...」と、意欲を燃やしている。北谷植古園のホームページは、http://www.syokkoen.com
 (ライター・羽野茂雄)
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