ニュース 盆栽関連のニュースを紹介します。

盆栽の奥深さ体験 高松、アジア人客向けツアー 剪定に挑戦、職人技見学

2017年3月12日

 松盆栽の国内有数の産地として知られる高松市の鬼無、国分寺両地区をPRしようと、アジア人観光客対象の体験型モニターツアーが9日からの3日間、開かれた。参加者は盆栽園を訪れ、職人から手ほどきを受けながら手入れを体験したり、職人による熟練の技を間近で見学したりして、盆栽の奥深さに触れた。

 ツアーは市や県、生産者らでつくる「高松盆栽の郷(さと)めぐり事業実行委員会」が主催。2泊3日の日程で開催し、台湾や中国、香港から男女12人が参加した。

 10日には盆栽園などを訪問し、鬼無町の北谷養盛園では、盆栽畑に植えられた五葉松の剪定(せんてい)に挑戦。職人から「葉ではなく枝を切るように」などとアドバイスを受けた参加者は、飛び出た枝を見つけてはハサミを入れ、形を整えた。

 この後、小品盆栽の枝に針金を巻いて樹形を整える針金掛けなど職人の作業を見学。参加者は「針金掛けで気をつけることは」「植え替えはなぜ必要なの」などと質問し、見事な手さばきをスマートフォンで写真に収めていた。

 11日には、国の名勝・栗林公園(栗林町)などを訪れ、マツなどが並ぶ日本庭園で散策を楽しんだ。

五葉松の枝の剪定作業に挑戦する参加者=高松市鬼無町
五葉松の枝の剪定作業に挑戦する参加者=高松市鬼無町

 台湾から参加した張淑芬(チャンシュフェン)さん(47)は「台湾の盆栽は完成品ばかりなので、繊細な作業で美しく仕上がっていく過程に触れられてよかった。写真をフェイスブックに載せ、魅力を広めたい」と笑顔。北谷養盛園4代目の北谷隆一さん(35)は「100年以上前のマツが生き続けているのも高松ならでは。実物を見て、美しさと歴史に触れてほしい」と話していた。同実行委は19日から、国内の参加者向けのツアーも開催する。