盆栽入門 基礎知識や普段の手入れ、鑑賞のツボ… 盆栽の「いろは」をプロが解説します。

盆栽教室(上)ファンが増え講習会人気

2009年10月20日

 盆栽ファンが増えている。盆栽作家による盆栽講習会も人気だ。高松市鬼無町の花澤明春園でも、花澤登人さん(52)が年間を通して教室を開催している。8月の教室にお邪魔して、盆栽の植え替えを学んだ。

土はすべて落とす

 5月の教室で芽切りした樹高15センチ、接ぎ木して6―7年の五葉松を、素焼きの鉢やポットから常滑焼の化粧鉢に植え替えた。

 老樹は土を半分ずつ入れ替える場合もあるが、若い木は、古い土をすべて新しい土に入れ替える。ピンセットやはしで根をほぐし、最後は水洗いする。鉢いっぱいに伸びた根は太いものを中心に剪定(せんてい)する。

古い土はすべて落とす
古い土はすべて落とす

根は思い切りよく剪定する
根は思い切りよく剪定する

 初心者は、鉢を少し大きめにすると無難とか。この日は、横11センチ、縦9.5センチ、深さ7センチの鉢を使った。底にナメクジやダンゴ虫などの侵入を防ぐ網を張り、木を固定する針金を準備する。底土は山高に盛り、根を押しつけて深さを決めて土を入れていく。木の正面も大切だが、花澤さんは「2年後には再び植え替えするため、神経質になる必要はない。人によっていろいろ正面があるのも楽しい」と話している。

新しい土をすき間なく詰める
新しい土をすき間なく詰める

用土を工夫する

 松は雑木や山野草ほど水を必要としない。そのため、砂やボラ土(軽石)など水をつかまえない性質の土を半分、水をよく吸う赤玉土を半分ほど使う。

 松は植え替え後に養生する必要はなく、すぐ外に出して、水やりなど通常の管理を行えばよい。

植え替え後の五葉松
植え替え後の五葉松

 花澤明春園では、盆栽・山野草の初級教室を月1回、年間12回開催している。毎回花澤さんの指導で座学と実践を行い、少人数で季節の盆栽・山野草を楽しんでいる。1日体験教室や2年目からの上級コースもある。期日や素材、道具など実費の問い合わせは同園、電話087(881)2847。
(ライター・羽野茂雄)

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